納税証明書の電子交付請求が変わります
令和3年7月1日、納税証明書の電子交付請求が変わります。今回は、簡単ですが、これについてまとめたいと思います。
新しくなること
新しくなることは以下の2点です。
・PDFでの受領
・代理受領
PDFでの受領
今までは電子交付申請をすると納税証明書のデータがXMLファイルで送られてきて、紙に印刷することができませんでしたが、新たにPDFファイルも追加されることになりました。これに伴い、納税証明書のデザインが変わり、QRコードが付されることとなりました。QRコードによって真正性を担保する仕組みに変わったようです。以下が参照ページです。
https://www.nta.go.jp/taxes/nozei/denshi_nouzei/index.htm
代理受領
今までは本人申請しかできませんでしたが、代理人による代理受領が可能となりました。代理受領には「電子委任状」の取得が必要となります。ただ、この具体的な方法については国税庁の専用HPがまだ開設されておらず現時点ではわかっておりません。
https://www.e-tax.nta.go.jp/topics/shomei_dairiseikyuu_dairijuryou_0701index.htm
利用可能時期
令和３年７月１日
まとめ
現時点では代理受領のための具体的な方法は分かっておりませんが、代理受領の手続きがそれほど複雑でなければ、電子納税証明書をPDFで受領できることはとても便利なことです。納税証明書の申請と受領はけっこう手間のかかる作業ですので、この取り組みによりe-Taxの利用者が増えるのではないでしょうか。もし税理士でも対応が可能であれば、クライアント様の利便性向上のために対応していきたいと思います。